yoganote blog

栃木県の足利・小山でヨガを教えています。

ヨガの先生が考える「猫に好かれる方法」

 久々のヨガ話です。今回は「猫に好かれる方法」というテーマを、ヨガの目線を入れて書きますよー。9割くらい趣味ですが、猫話じゃなくてヨガ話です。たぶん。。。

 猫に好かれる為の小手先のテクニックであれば、ちょっと調べればいくらでも出てくる時代です。が、実際のところ「猫によって違う」というのも事実です。なので、そこから一歩引いた「3つの考え方」をするのが良いんじゃないでしょうか、という話になります。


 結論から言ってしまうと、以下の3つです。細かく考えてみましょう。


  ①猫が知らない人のルールを守る
  ②猫の目線で考える
  ③猫が喜ぶことをしてあげる



▼猫紹介

 ...と、その前に。ちょっとだけ自分の話をします。最近、一番仲の良い猫紹介です。
 自分が住んでいるペット禁止のマンション、の近隣の住宅で飼われているらしき猫ちゃんです。


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 田舎の昔ながらの地域猫というか、飼い主さんの家の中と外を比較的自由に出入りしています。体型からしてご飯も愛情もたんまり受けてそうです。マンションの敷地内も縄張り内らしく、パトロールしているところにちょっかいかけて仲良くなりました。


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 偶然会えた時に撫でてただけなんですが、それがいたくお気に召したようで。顔を見かけると「見つけたっ!逃すかっ!!」とばかりに、にゃーにゃー鳴きながら駆け寄ってきては、喉をゴロゴロ鳴らしてお腹見せてきます。なにこの子、可愛い。。。


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 人懐っこい猫なんだなと思うでしょうが、どうやら他のマンションの住人や通りすがりの人には気を許してないようです。それが何故か、自分にだけ恋人の距離感みたいな甘々な態度で接してきます。♂です。


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 今回書いてるのは、小学~高校卒業まで絶えず猫と暮らしてきた経験や、つい最近のこんな体験から考えたことをまとめました。猫好きなのに嫌われる! みたいな人は是非参考にしてみてください。


▼①猫が知らない人のルールを守る

 猫に好かれることを考える前に、これが一番重要ではないでしょうか。
 「人として最低限のルールは守りましょう」という意味もありますが、それ以上に「猫では気付けないけど、人だったら気付けるルール」を猫を守る為に守ろうぜ。ということです。「これたけは破っちゃいけない絶対ルール」みたいなのが存在するという意味ではないです。

 これが結構難しくて、やっちゃいけないと言われたことを盲目的に守るのではなく、「この行動って猫の為にはやめた方がいいんじゃないか」と考え続けることが重要なんじゃないかと思います。


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 ※ペット禁止なんてルールを猫は知らない


 具体例を上げると、外猫や野良猫だったら「勝手にご飯をあげない」「ペット禁止の部屋で飼わない」「土地に入っていかない」などの類です。家猫だったら「人用の食事をあげない」「危険な場所に近づけない」「避妊や去勢手術させる」「トイレの場所を教える」「ウンチの状態を見る」などなど。
 「家の外に出す」というのも個人的には反対です。そもそもで言うと、ペット禁止のマンションの敷地内が猫の縄張りになってるのというのも問題といえば問題ですから。ただ、ウチのケースだと、猫よりマンションの方が年下の可能性が高いです。猫の縄張り内にマンション出来ちゃった系です。

 場所や時代で答えが変化してしまうのだから、「答えが分からなくても考え続けなきゃいけない」というのが猫と向き合う人の責任かなと思います。


▼②猫の目線で考える

 猫の目から見て、人がどう見えてるかを考えて行動しましょう。
 人に好意的な猫の姿を見慣れていると忘れがちですが、自分より何倍も大きな生物って、基本的にはそれだけで怖いです。自分よりはるかに大きい存在から、何考えてるか分かんない状態で追い掛け回されたら嫌じゃないですか? 寛いでるところに「チッチッチッ」って舌打ちで呼ばれたりしたらイラっとしませんか?
 また、人より嗅覚と聴覚が良い。暗闇でもよく見える。静止視力が悪く、動体視力が良い。などの猫の特徴を覚えておくとより想像しやすいです。

 もちろん猫によって違うのですが、大前提として必要になるのは「信頼関係」です。

 信頼関係って一朝一夕で作られるものではないです。外猫と仲良くなろうと思ったら、警戒されないくらいじわじわ距離を詰めて嫌がってたら離れる、というのを何日も繰り返すなどが必要です。家猫だったら、とにかく誠実に向き合う事。猫って意外と覚えてくれます。ただ体感として、半年くらい合わないと「あれ、忘れられてる...?」みたいな反応されるので、実家にいる猫なんかは注意しましょう。


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※猫の目線は低い


 具体例としては、「大きい音を出さない」「素早く動かない」「目を見つめない」「見下ろさない」「無理やり撫でない」「撫ですぎない」「無理やり抱っこしない」「しっぽを強く握らない」などなど。

 猫って表情豊かで分かりやすいんですが、接する機会がなくて慣れてないから感情が読めない、という人はとにかく「耳を見る」のが簡単です。耳がピーンとなっている、いわゆる「イカ耳」の時は基本的に警戒状態なので、そっとしておいてあげましょう。


▼③猫が喜ぶことをしてあげる

 基本的なことですが、猫を撫でたいとか、肉球を触りたいとか、モフりたいとか、吸いたいというのは自分の欲求です。
 自分にとって嬉しい事が、そのまま猫にとって嬉しい事とは限らないです。極端な話、「絶対に人に触られたくない猫」がいたら撫でるのは諦めるのがベストです。その変わり、ちゃんと信頼関係を気付けば「仕方ないなぁ。許してやるよ...」みたいな表情で吸わせてくれたりします。

 ここで問題となるのは、喜ぶ方法は「猫によって違う」ことも大いにあること。なのでこれは、以下のことをひたすら繰り返しましょう。


  1.猫をとにかく観察する
  2.その子が喜びそうなことを想像する
  3.嫌がられない範囲で試してみて反応を見る


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 ※撫でるのを許してくれた時


 具体例として、「顎を優しくなでる」「ほっぺたや顔周りをマッサージする」「顔周り、首や肩をなでる」「しっぽの付け根を撫でたり軽くたたく」など。好きな触られ方や部位は観察して要研究です。本当に嫌な時は距離を取られるので注意です。家猫なら「おやつを適度にあげる」「おもちゃで遊んであげる」「遊べる環境を作る」とかですね。

 「相手に興味を持って考え続ける」というのが重要ですが、1つのポイントとして「猫自身や猫同士で不可能な行為」だと最高です。それはつまり、「その猫に対して、あなただけが提供できる価値」なんです。それが出来た時、猫は全力で愛情を返してくれます。


▼それっぽいまとめ

 猫に好かれる方法、と書いてみましたが、実は対人関係も全く一緒と思ってます。「ルールを守り」「嫌がることをせず」「相手を喜ばせる」。人の場合、間にややこしい事がいくつも入るので分かりにくいですが、これだけのことが出来てれば大丈夫です。そういう人はきっと誰からも好かれますよ。

 あ、私は人の気持ち分かんないので猫にしか好かれません。(ほんとに!!)



 なんて、ここまで偉そうなことを書いておきながら、実は「①猫が知らない人のルールを守る」が出来てないなぁと悩んでます。
最近、好き好きレベルがエスカレートしていて、「撫でてるだけでこんな懐く!?」というレベルで追い掛け回されてます。ご飯と寝床は確保しているので、存分に甘えられる人を求めてたのかもしれません。


 とある休日。部屋にいることバレた後、玄関の内側から覗くとこんな感じでした。


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 ストーカーかな?
 

 そんなわけで、最近は心を鬼にして構う量を減らしました。距離感はちょっと戻せつつあります。つらい。。。

 地域猫文化が成立してる場所とは思いますが、結果的に良くないことしてるなーというのは反省です。人と猫がうまく生きられる世の中を目指したいなもんです。むずかしいですね。




以上。猫アレルギーのヤスシでした。


つらい。。。




ありがとう。