yoganote blog

栃木県の足利・小山でヨガを教えています。

新型コロナウイルスという不安との向き合い方

 一人暮らしはじめて、料理するのは楽しいんですが一人分作るのが難しすぎて目に見えて食事の量が増えました。作るより食べる方に苦しんでるヤスシです。


 世の中なんか凄い事になっちゃっているので、今回はコロナウイルスの話です。念のため最初に書いておきますが、私はウイルスへの専門家ではないので、具体的な対応策となると「手洗いとうがい」や「健康的な生活をすること」だよね。みたいな当たり前すぎる事しか書きませんのでご注意ください。そこに向かうまでの考え方のお話です。

 

 

 ▼ポジティブシンキングという面白ワード


 不安への向き合い方としては、『ポジティブシンキング』が大切だよ。と本当は言いたいのですが、正直この言葉は「あまり良い印象のない単なる面白ワード」になっちゃっていてあまり使いたくないです。が、自分の続けているシヴァナンダヨガの教えの中にガッツリ組み込まれちゃってるので、なるべく正しく説明できるように常日頃考えています。なんとなくポジティブに考えりゃいいんでしょ、と間違った認識で広まっちゃってるのは正しく説明してる人がいないからだと思っていて、今回改めて自分なりに『正しいポジティブシンキング』についてまとめてみます。


① 現在の状況を正しく認識すること
② 感じている不安に気付き受け入れること
③ そこに含まれるポジティブな要素を考えること
④ それに対する具体的な行動を考えること

 

こんな感じでしょうか。
よく言われる「コップに半分"も"水が入っている」はポジティブシンキングじゃないよ。「③に含まれることもある」程度ですね。大切で難しいのは②と④です。

 

 


コロナウイルスに当てはめて考えてみる


 コップに水が半分理論(なにそれ)で行くと、「感染して死亡してる人なんて人類のごく一部なんだから自分達は大丈夫でしょ」みたいな感じでしょうかね。残念ながらこれはポジティブシンキングではなくただのアホです。そういう考えの人の中に魅力的な人間が多かったりするのがちょっとややこしいのですが、あくまでポジティブシンキングではないということです。

 

 


①現在の状況を正しく認識すること
 コロナウイルスがなんかヤバいらしい。間違ったこと書きたくないので雑に書きますね。
 ただ人類の脅威であることは間違いないので、ニュースを見る。ネットで調べる。人と話す。ということが有効でしょうか。

 


②感じている不安に気付き受け入れること
 じゃあ、不安てなんでしょう。万人に共通しそうなことを書いてみます。


 ・自分が死ぬかもしれない
 ・家族や周りの人間が死ぬかもしれない
 ・自分が発症することで村八分になるかもしれない
 ・経済活動が縮小することで金銭的に生活できなくなるかもしれない


 めちゃくちゃ大きいのはこの辺じゃないでしょうか。それ以外にも人によって状況が異なって不安も違うと思いますので、自分のケースを考えてみてはどうでしょう。
 不安は「対象のない恐れの感情」と言われてます。だからこそ、こうやって書き出してみると少しだけ対象が見えてきます。自分が書いた4つは、どうやら「死への恐怖」というのが共通しそうですよね。少なくても私は死ぬことに恐怖を感じているようです。

 

 


③ そこに含まれるポジティブな要素を考えること
 これ割と得意な人が多いやつです。これも万人に共通しそうなやつだけ書きます。


 ・インフルエンザ患者が減少している
 ・手洗いやうがいという習慣を身に着けられる
 ・外出時間が減り、家の中で使える時間が増えた


 あとは人によってケースバイケースだと思うので、自分なりに考えてみましょう。こういうの好きな人多いでしょ。「こんな状況じゃなかったらやらなかったことはなに?」や「今しか出来ないことはなに?」とで考えると見つけやすいです。

 

 


④ それに対する具体的な行動を考えること
 これが肝です。③を考えたところで、行動が伴わなければ無価値です。が、これを考える前に覚えておかなきゃいけないのは「時間は有限である」ということ。これがめちゃくちゃ大事。現状を知りたくても一日中ニュースを見続けるのは不可能だし、マスクをしたほうが良いのは間違いないけど生産は完全には追いついてないし、消毒液も同じようです。言い換えると「不安は無限」だけど「対策は有限」ということ。それを踏まえたうえで、万人にとれる行動といえばなんでしょう。


 ・手洗いうがいとすること
 ・健康的な生活をすること


 ではないでしょうか。当たり前じゃん、とガッカリした人は記事の最初から読み直してください。だから最初に言っといたじゃないですか。


 ただ、③がケースバイケースだとも書きました。ということは、個別で考えた時の対応策って結構あるんじゃないでしょうか。
 実は③の中に、万人に共通しそうでいて自分に都合がいいことを少し入れてます。「家の中で使える時間が増えた」「習慣を身に着けられる」ですね。最近の自分の目標の1つが「家でヨガを続けてもらう」なので、今後これが言いやすく刺さりやすい環境になったとは感じてます。具体的に言うとめっちゃ勉強して文章まとめてます。しばらくはこのテーマで活動させて貰いますよー。


 この①~④てあらゆることで考えられます。ヨガ業界全体で考えたら? 自分の働いている業界では? マスク不足に関しては? 今回の問題以外で普段悩んでしまっていることに対しては? 
 行動までたどり着ければ最高ですが、不安を確認して認めるだけでも効果あります。これが、面白ワードじゃないポジティブシンキングです。

 


▼最後に


「この記事を読み終わったら5回、深呼吸すること」


こんな時だからこそヨガしましょう。という言葉を最近よく見る気がするんですが、そんなこと言われてやる気おきないよねー。と思ったので、具体的な行動として書いてみました。ポジティブシンキングを利用した、私から提供できるほんのわずかのコロナウイルス対策です。よかったら実行してみてください。

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ありがとう。